[00:00.00] 作词 : 中島　みゆき
[00:00.00] 作曲 : 中島　みゆき
[00:00.00] 雨もあがったことだしお まえの 家でも
[00:07.97]ふっと たずねて みたくなった
[00:15.28]けれど お前の家はな んだかど こかが
[00:22.89]しばらく いないまに 変わったみたい
[00:30.20]前にはとてもおまえが 聞かなかった音楽が
[00:38.00]投げつける みたいに 鳴り続けていたし
[00:45.19]何よりドアをあける おまえがなんだかと
[00:52.99]言いかけておまえもねと 言われそうで黙りこんだ
[01:15.13]昔飼っていた猫は 黒猫じゃなかったね
[01:23.00]髪型もそんなじゃ なかったね
[01:30.18]それはそれなりに 多分 似合ってるんだろうけど
[01:37.91]なんだか 前のほうがと 言いかけて とめた
[01:45.34]言いだせ ないことを 聞きだせもせ ず にふたりとも 黙って
[01:56.54]お湯の沸く青い火をみている
[02:00.32]何を飲むかとぽつり おまえは たず ねる
[02:07.79]喫茶店に 来てる気はな いさ
[02:15.92]ねえ 昔よく聴いたあいつの新しいレコードがと
[02:23.28]わざと明るくきり出したときお 前の涙をみる
[02:30.79]ギターはやめたんだ 食って いけないもんなと
[02:37.25]それきり火を見ている
[03:11.64]部屋の隅には黒い 皮靴 がひとつ
[03:19.34]くたびれてお 先にと 休んでる
[03:26.64]お湯のやかんがわめきた てるのを ああと 気がついて
[03:34.38]おまえは 笑ったような 顔になる
[03:41.64]なにげなくタンスにた てかけ たギターを
[03:49.36]あたしはふ と見つめて 思わず思わず目をそむける
[03:56.64]あの頃おまえの ギターはいつ でも
[04:04.34]こんなに 磨いては なかったよね
[04:12.38]あんまりゆっくりもしてはいられないんだ
[04:19.64]今度 また 来るからとお まえの目を見ずに言うと
[04:27.14]そうかい つでも 来てくれよと
[04:32.07]その時おまえは音 の顔たった
[04:52.94]コートの 衿を立ててあ たしは仕事場へ向かう
[05:00.59]指先も 衿 もとも 冷たい
[05:07.99]今夜はどんなにメジャーの 歌を弾いても
[05:15.59]しめっぽい 音を ギターは 出すだろ う

作词 : 中島　みゆき
作曲 : 中島　みゆき
雨もあがったことだしお まえの 家でも
ふっと たずねて みたくなった
けれど お前の家はな んだかど こかが
しばらく いないまに 変わったみたい
前にはとてもおまえが 聞かなかった音楽が
投げつける みたいに 鳴り続けていたし
何よりドアをあける おまえがなんだかと
言いかけておまえもねと 言われそうで黙りこんだ
昔飼っていた猫は 黒猫じゃなかったね
髪型もそんなじゃ なかったね
それはそれなりに 多分 似合ってるんだろうけど
なんだか 前のほうがと 言いかけて とめた
言いだせ ないことを 聞きだせもせ ず にふたりとも 黙って
お湯の沸く青い火をみている
何を飲むかとぽつり おまえは たず ねる
喫茶店に 来てる気はな いさ
ねえ 昔よく聴いたあいつの新しいレコードがと
わざと明るくきり出したときお 前の涙をみる
ギターはやめたんだ 食って いけないもんなと
それきり火を見ている
部屋の隅には黒い 皮靴 がひとつ
くたびれてお 先にと 休んでる
お湯のやかんがわめきた てるのを ああと 気がついて
おまえは 笑ったような 顔になる
なにげなくタンスにた てかけ たギターを
あたしはふ と見つめて 思わず思わず目をそむける
あの頃おまえの ギターはいつ でも
こんなに 磨いては なかったよね
あんまりゆっくりもしてはいられないんだ
今度 また 来るからとお まえの目を見ずに言うと
そうかい つでも 来てくれよと
その時おまえは音 の顔たった
コートの 衿を立ててあ たしは仕事場へ向かう
指先も 衿 もとも 冷たい
今夜はどんなにメジャーの 歌を弾いても
しめっぽい 音を ギターは 出すだろ う